Concept


価値観で人をつなげる。


インタレストマップ」の基本的な考え方は、目に見えている(顕在化している)興味関心ではなく、その奥深くに潜む「価値観」で人をつなげるということです。

例えば、Aさんは「飲み会が好き」と言っているとします、そして、Bさんは「ボードゲームが好き」と言っているとします(下の図を参照)。

一見すると、趣味が合わない二人に見えますが、「なぜ?」という質問を投げかけることによって、ふたりから「たくさんの人と一緒にいると楽しいから」とか「知らない人との出会いはワクワクするから」という答えが返ってくるかもしれません。

そうなれば、「お酒」や「ボードゲーム」はそれらを満たす単なる手段(道具)に変わり、価値観が近いことを共有することで、お互いの心理的距離はぐっと縮まります。

チームメンバーが潜在的にもっている価値観が見えてきたら、チーム運営にも活かすこともできますよね。



自己紹介をワークショップ化する。


近年、様々な業界や分野で「ワークショップ」が注目を浴びています。

「ワークショップ」が求められる理由は様々ですが、地域やビジネスの現場では、「組織」や「コミュニティ」、「セクター」を超えた「知」の交流から「新たな知」を生み出そうという取り組みが盛んなようです。


さらに、「ワークショップ」には、その性質から「人と人をつなげる」効果が高いことが分かっています。

このようなことから、自己紹介自体をワークショップとしてとらえることで、これまでの自己紹介の欠点を補えないかと考えました。

この新しい自己紹介は、個人の興味関心を引き出して、メンバーと一緒にそれらをマッピングすることから、「インタレストマップ」と名付けました。



ワークショップに必要な「場面」とは。


2000名を超えるワークショップデザイナーを育成してきた、青山学院大学社会情報学部が主宰する「ワークショップデザイナー育成プログラム」では、ワークショップに必要な「場面」として以下のように定義しています。



インタレストマップ」のプログラムには、「即興性」「身体性」「協働性」が散りばめられており、ワークを進めることで自然と「自己原因性感覚(※)」が得られるようになっています。

(※)自分が外界の変化の原因になりたいという感覚(自分ゴト化)



「インタレストマップ」に興味を持っていただけたら、ぜひトライしてみましょう。以下のページで「インタレストマップ」のやり方を詳しく説明しています。